この度、住友林業で家を建てる契約を行いました。実際に見学をしたモデルハウスの素晴らしさ、営業マンとの出会いなど多くの魅力に惹かれたためです。ただすべてに満足をしたわけではありません。複数のハウスメーカーを検討しましたが、一番住友林業に魅力を感じただけで、残念ながらデメリットもあります。
しかし、そのデメリットを上回る魅力が住友林業にはあるのです!現在、住友林業で建てるか悩んでいる人はいませんか?メリットばかり見えてしまうと、逆に不安を抱きます。デメリットも明確にしておくべきです。
そこで今回は「住友林業で家を建てるデメリット3選!契約したからわかる住友林業の欠点」を解説します。契約する前に、実際に契約をした私が感じた住友林業の欠点を参考にしてください。
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住友林業で家を建てるデメリット3選と理由
私が住友林業で感じたデメリットは次の3つです。
- 建築費用が高い
- 外構費用が高い
- 打ち合わせ回数・拘束時間が長い
口コミでも「住友林業の坪単価は高い」といった内容をよく見かけます。その口コミは事実です。「安く建てたい!」と考えている人には住友林業はおすすめできません。ただ費用が高いのには理由があるのです。実際に契約したことで見えたデメリットの理由を解説します。
住友林業のデメリット①建築費用が高い理由
建築費用が高い理由は、標準仕様や資材のグレードが高いのが原因です。ファッションでも知名度の高いブランド品は高額になります。住友林業は、ブランドを維持するため資材にこだわりを強く持っていました。
ブランドを維持がなくなるのは、今まで住友林業で建てた人に対しての裏切り行為です。多くの人が住友林業で建てたことをステータスのひとつと思えるよう、ブランド力を維持し続けなければいけません。そのため建築費用が高額になるのです。
住友林業の坪単価に関する参考記事はこちら
≫住友林業の坪単価は約60万円〜!建てた人の価格相場を知ろう
標準仕様のグレードが高い
住友林業の標準仕様はグレードが高いです。いくつかのモデルハウスを見学しましたが、ローコスト住宅を見ると「住友林業の家とはまったく違う」と感じます。価格が違うのですから比較をしてはいけませんが、「やはり住友林業がいい」という気持ちにさせてくれました。
住友林業が標準仕様で採用しているメーカーは次のとおりです。
さらに詳しく
- キッチンのメーカー:「トラクス」「LIXIL」「クリナップ」
- 浴室のメーカー:「LIXIL」「積水ホームテクノ」「TOTO」「トラクス」
- トイレのメーカー:「TOTO」「住友林業クレスト(手洗いカウンター)」
- 洗面のメーカー:「住友林業クレスト」「LIXIL」「TOTO」
- 外壁のメーカー:「エスケー化研」「アイカ工業」「KMEW」「ニチハ」
- 屋根のメーカー:「KMEW」
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どの設備にも知名度の高いメーカーが採用されています。メーカーの最新設備が標準仕様で採用されているのです。
ローコスト住宅も上記と同じメーカーを採用していましたが、型落ちした安価で入荷できるものを採用しているハウスメーカーが多く見られました。住友林業の標準仕様は、メーカーの最新設備です。デザインも最新なので、ローコスト住宅が見劣りします。もちろん便利な機能も段違いです。
設備によって住み心地はだいぶ変わります。グレードの高い標準仕様を採用されているのは、建築費用が高くなる原因のひとつです。
採用している木材が高価
住友林業の木に対する思いはすごいです。営業マンの、採用される木へのこだわりを熱く語られている姿が、木の温もりを感じながら暮らしたいと思っていた私に響きました。
ココがポイント
- 木の質感が良い銘木を採用
- 強靭なビッグコラムを採用
- 床材には味わい深い無垢フロアや挽板フロアを標準仕様
木材の違いは、見学をするとわかります。味わい深いフローリングに他社との違いを感じました。
そして住友林業と言えば大きくそびえ立つビッグコラムです。間取りの自由度と耐震性を維持するビッグコラムの存在が他社を圧倒しました。住み心地の良さを求めるのならば木材にもこだわらなければいけません。建築費が高額になる理由のひとつです。
研究費
住友林業は、木の新しい価値を見出すための研究を続けているハウスメーカーです。研究をし続けているからこそ、素晴らしい住まいがアップデートされています。木に対する先進的な研究と技術開発に力を入れているハウスメーカーです。
2020年度の研究開発費は1,612百万円と言われています。建築開発費は、建築費用からも賄われているはずです。
しかし研究がなければ今のサービスは存在しません。木の良い質感やビッグフレーム構法は研究によって誕生をしました。大手ハウスメーカーの中でも研究に費やす費用はトップクラスです。しかし確実に消費者に還元されています。
住友林業のデメリット②外構費用が高い理由
住友林業は外構費用も高額です。外構を安い業者に依頼することもできますが、私は住友林業を選択しました。
住友林業の外観デザインに合わすため
商品によってことなりますが、住友林業の外観は邸宅仕様のデザインもあります。外観ががっちりしているのに、外構が安っぽいとどうでしょうか。他社に依頼をしたことが一目でわかります。外観に合わせるため外構も高額になるのです。
他社に依頼すると安くなる理由を紹介します。
他社に依頼すると安くなる理由
- 外観とのマッチングを気にしていない業者が多い
- 見た目だけにこだわる
- 安い素材の採用
作業が端的なので外観デザインとつり合いがとれず、見た目がミスマッチになります。素材が安価なので、家の外壁よりも外堀の劣化が早いです。見た目だけにこだわるので、強度が悪く地震で崩れるかもしれません。
住まいが高額になると外構も合わせるため費用がかかります。他社に依頼をしないのならば、壁の長さなど素材を少なくすることで安くするしか方法はありません。
手抜きがないため
住友林業は手抜きをしないハウスメーカーです。先ほど説明したとおり、ブランド力の維持を行っています。外構はグループ会社の住友林業緑化が担当をしますが思いは同じです。手抜き工事は一切しません。
一生懸命な対応になれば費用は高額になります。本物を求めているのならば仕方ないのかもしれません。
住友林業のデメリット③打ち合わせ回数・拘束時間が長い理由
振り返ってみると、打ち合わせ回数や拘束時間の長さに驚きました。こちらの要望が多かったことも理由ですが、支店のショールームに何度も足を運び打ち合わせをしたことを契約した後に思い出します。住友林業で契約をする人は打ち合わせ回数の多さは覚悟しておきましょう。ただそれだけ営業マンも本気だということです。
自由度が高いため細かい決め事が多い
住友林業はビッグフレーム構法の採用により、間取りの自由度が高いです。しかも私が求めていたのは平屋でした。ビッグフレーム構法で2階建てよりも制限の少なくなる平屋を建てると自由度がアップします。
ココがポイント
- 大空間が楽しめる
- 天井高は3.1m、ゆかを0.42m下げることで最大約3.52mが可能
- 開口は最大7.1m
住友林業の平屋は大空間が楽しめる住まいです。制約が少ないので、いろいろな間取りが実現します。私の希望に住友林業の技術と提案力が組み合わさることで、細かい決め事が増えるのです。贅沢なデメリットかもしれません。理想をかなえるために必死になってくれます。自由度の高さが打ち合わせの回数を増やすのです。
回数に制限を設けていない
住友林業は打ち合わせ回数に制限を設けていません。「打ち合わせ回数に制限なんてあるの?」と思われる人もいるかもしれませんが、ローコスト住宅では3回までなど制限を持たせます。予定よりも打ち合わせ回数を増やす場合は追加料金を徴収するのが一般的です。
また、打ち合わせ回数を増やさなくても建てられるともいえます。
打ち合わせ回数が少なく済む理由
- 企画住宅なので多くの打ち合わせを必要としない
- 選択式なのでメールだけで対応できる
決められた間取りから選択する企画住宅の場合、多くの打ち合わせを必要としません。打ち合わせに多くの時間が割けない人は企画住宅がおすすめです。
住友林業でも、LINEによる質問や打ち合わせを行ってくれます。しかし、間違いや考えの相違をなくすため、住友林業の営業マンから実際に会った打ち合わせを提案してくるのです。
欠点があるのに契約をした理由
デメリットがあるのに住友林業で契約をした理由は、欠点以上の価値を住友林業で見つけたからです。他社のモデルハウスを何件か見学しましたが、必ず住友林業と比較をしていました。別のハウスメーカーどうしで比較をすることはありません。それだけ住友林業がお気に入りだったのだと後から思いました。契約した理由を紹介します。
営業マンのレベルが高い
住友林業の営業マンは他社よりもレベルが高いです。営業マンの質が住友林業のデメリットを上回りました。
ココが素晴らしい
- 社員が自社の製品に誇りを持っているのが伝わってくる
- 傾聴力と提案力に優れている
- 柔軟性が高く話しやすい
住友林業の社員は、誇りをもって仕事をしているのがポイントです。以前、賃貸を借りる時おどおどした違和感のある営業マンの対応を受けたことがあります。おどおどした原因が最近になりわかりました。理由は消臭抗菌施工の説明です。仲介業者で爆発が起こり、未施工や意味がない工事と話題になりました。商品に自信がない営業マンはおどおどします。
住友林業は自社の商品に自信があるため、話していても違和感を覚えません。すがすがしいぐらいハッキリと話してくれます。わからないことも隠さず、適当な回答を避けるためすぐに調べて返事をくれました。傾聴力と提案力があり話しやすい営業マンに出会えたのです。
営業マンにここまで感動したことはありません。営業マンの質が住友林業の欠点を上回りました。
間取りの自由度が非常に高い
間取りの自由度も住友林業の欠点を上回りました。我が家の望みをより多くかなえてくれたのは住友林業です。ビッグフレーム構法にひとめぼれをしました。
ココがおすすめ
- 自由度が高いにもかかわらず耐震性維持されている
- リビングの天井が高く、窓から見られる景色の広さに満足
- 平屋の魅力が伝わってきた
住友林業の大開放リビングは言葉で伝えることができません。見た瞬間、「これだ!」と思いました。しかも平屋住宅ならばさらに天井が高くできると言われ、驚いたことを覚えています。あれもこれもといろいろ要望を伝えましたが、どれも採用されました。もちろんデメリットである価格は上昇しましたが自由度の高さに満足をしています。
木を活かしたデザイン性が高い
住友林業と言えば木の質感を最大限に活かした住まいづくりです。自然素材である木造から温かみを感じました。
私は、木造の平屋が絶対条件です。木造を求める理由は木の臭いと温もりが大好きだから、年月が経った木造にも魅力を感じます。住友林業が建てる木造住宅は、年月とともに劣化をするのではなく、成長をして味がでるのだと思いました。
木を活かしたデザイン性は、見学したハウスメーカーの中でも住友林業がナンバーワンです。高額になる欠点を忘れさせてくれます。
建てた後の安心感
住友林業はアフターサービスの充実がポイントです。次のアフターサービスが標準仕様でついてきます。
ココがおすすめ
- 初期保証30年、最長60年の保証システム
- 無料点検と安心のメンテンスプログラム
- 24時間365日受け付けのコールセンターを設置
ローコスト住宅の保証はほとんどが10年です。法律で定められた最低限の年数を保証します。しかし住友林業の初期保証は30年です。安心が継続するアフターサービスも標準仕様となっています。
建てたあとの安心感は大手ハウスメーカーからしか得られません。住友林業を選んだ理由のひとつです。
まとめ
「住友林業で家を建てるデメリット3選!契約したからわかる住友林業の欠点」を解説しました。どこで依頼をしてもデメリットはあります。だからこそ、デメリットを上回る魅力のあるハウスメーカーに依頼をするべきです。
私は住友林業が建てる住まいに魅了されました。欠点以上の魅力をモデルハウスと営業マンの説明から感じたのです。もちろん費用を抑えることも考えましたが、少々抑えて後悔をするよりも、人生1度の高額購入に全力を注ぐべきだと判断をしました。高額でも、60年以上住める大満足の家と出会えると考えたら安いと思えませんか。
欠点があっても、それを上回る魅力があるハウスメーカーを見つけることが大切だと契約をしたからこそわかりました。