廊下なしにした結果は?廊下0(ゼロ)のメリット&デメリット

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廊下なしにした結果は?廊下0(ゼロ)のメリット&デメリット

 

最近は、敷地や予算の都合上で廊下をゼロにする人が増えています。我が家も廊下ゼロの家を建てました。現在、廊下を付けるかなくすかで悩んでいる人はいませんか?我が家は廊下なしにした結果に満足をしています。

 

ただいろいろと悩みました。廊下ゼロのメリットとデメリットを確認しながらより良い間取りを求めた結果、満足できる家を建てることができたのです。そこで今回は「廊下なしにした結果は?廊下0(ゼロ)のメリット&デメリット」を解説します。廊下ゼロで悩まれている人の参考になれば幸いです。

 

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廊下なしにした結果は?

 

廊下なしにした結果は?

 

すみ君
我が家は予算の関係で廊下スペースを無くしLDKや書斎を広くしました。

 

一応、玄関近くに廊下っぽい場所がありますが、このエリアはエントランスに該当すると思いますので、廊下ゼロと表現しています。

 

廊下を削った結果、22.2帖のLDKが実現できました。ただ、お金がもっとあれば廊下が欲しかったのが本音です。しかし、予算の中でこだわるべき部分にお金を使えたので、結果に満足をしています。

 

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迫力あるLDKや広々とした書斎がつくれたのも、廊下スペースを削ったからこそです。限られた予算でも優先順位をつけて家づくりを進めれば、十分満足の行く家を建てることができます。

 

ただ廊下ゼロは、全ての人が満足できるわけではありません。メリットとデメリットの度合いは人によって異なります。ここからは、廊下ゼロを決断するために集めたメリット&デメリットを紹介するので、参考にしていただければ幸いです。

 

廊下0(ゼロ)のメリット

 

りんちゃん
廊下をゼロにするかの判断は、優先順位の確認が重要です。

 

まずはメリットを確認し、自分たちが抱く優先度を確認しましょう。

 

LDKが広くなる

 

LDKが広くなる

 

廊下をなしにすると、その分のスペースがLDKに振り分けられます。できるだけリビングを広くしたいと思いませんか?最近はリビングの開放感をウリにするハウスメーカーが増えました。注文住宅を建てる人が求めているからです。

 

当然ですが、土地のスペースには限界があります。広さを求めるため階数を増やす手段もありますが、費用面が問題になるかもしれません。「でも充実したリビングにしたい」と思うのならば、廊下や部屋の数を減らす方法を提案します。

 

我が家は提案された結果、22.2帖の広々としたリビングを手に入れました。広さから味わえる開放感に大満足しています。お気に入りのソファで仕事の疲れを癒している毎日です。やはりリビングは家の中で一番寛げる場所にしなければいけません。

 

廊下をなしにすることで、LDKが充実した広さになるのはメリットです。もちろん廊下にもメリットがあります。しかし、廊下設置のメリットにリビングが広くなる以上の魅力を感じませんでした。

 

他の間取りにスペースがふれる

 

廊下を諦めることで、いろいろな選択肢が生まれます。先ほど紹介したリビングを広くするのも選択肢のひとつです。ただリビング以外にも、廊下をなしにすることで次のような間取りが実現できます。

 

ココがおすすめ

  • 書斎を広くできる
  • 寝室や浴室などこだわりのある場所を広くできる
  • 部屋数を増やせる

 

我が家は書斎が広くできました。広さのあるカウンターテーブルを設置しているので、余裕をもって作業ができます。

 

「お風呂が好きだから浴室を広くしてゆっくりと毎日の疲れを癒したい」と考えている人はいませんか。注文住宅を選んだのですから、何かしらのこだわりがあるはずです。廊下をなくすことでこだわりがかなうのならば、廊下ゼロのメリットが高いと言えます。
廊下なしを決断したとき心がスッと軽くなり、他の場所の充実にワクワクしました。廊下ありとなしのバージョンを提案してもらいましょう。

 

すみ君
間取りを見比べながら生活を想像することが大切です。

 

廊下にでたときの温度差がなくなる

 

寒い冬の日、廊下に出てヒヤッとした空気に驚いたことはありませんか。廊下があると、冬場の行動が億劫になるかもしれません。暖かいリビングから出るのが嫌になります。夏も同様です。涼しいリビングから廊下に出たら汗が吹き出します。

 

廊下をなしにすれば、温度差に悩む必要がありません。廊下を設置するには、ドアと壁が必要です。ドアと壁がリビングとの温度差を生みます。遮るものがなくなれば、心地よさが住まい全体に広がるのです。
ヒートショック現象は、11月~2月の時期が発生のピークと言われています。廊下をゼロにすることで、ヒートショックの発生要因が減らせることがメリットです。

 

効率の良い動線にしやすい

 

廊下をなしにすると、効率の良い動線が作りやすいです。家事動線や生活動線が向上すると時短につながります。「そんなのちょっとした違いでしょ」と思われるかもしれませんが、長い間住み続ける家です。ちょっとした時短が、いつの間にか何日かに相当する時間を生み出します

 

廊下を作るにあたってドアを設置したとしましょう。ドアを開けて閉める作業は2秒程度です。往復で4秒が必要になります。1日5回程度、廊下にでるためドアを開閉したら20秒です。1週間で140秒の時間をドアの開閉に要します。1週間で2分以上の時間を廊下のドアに費やしているのです。住み続ける期間で考えたらどれほど費やすのでしょうか。

 

ドアを付けずに廊下を設置する方法もありますが、壁が増えるので場所に到達するまでに時間が余計にかかります。廊下をなしにすると、最短距離がみつけやすく、動線がつくりやすいです。

 

ただし、動線を意識した間取りを考えなければいけません。廊下をなしにすれば、良い動線が考えやすいですが、絶対にうまくいくとは限らないのです。例えば、他の部屋を通らないと目的の部屋に行けないような動線は、無駄な移動を必要とするので注意をしましょう。

 

コストが抑えられる

 

廊下をなくすことでコストがおさえられます。我が家も、お金があれば廊下を希望していました。しかし背に腹は代えられません。廊下よりもリビングの広さや書斎の充実を求めた結果、満足できる家が建ちました。

 

コストが抑えられる

  • 壁の量
  • ドア
  • 建築材の加工

 

廊下を設置すると上記のお金がかかります。もちろん、廊下を減らして部屋数を増やせば変わりません。リビングの広さを増やすだけならコストが下げられます。そして抑えたコストで書斎を増やしたのです。

 

コストが抑えられたことで、オプションも充実しました。下げたコストを他にふれるようになったのです。廊下を設置するよりもなくす方が、総合的なメリットが上がりました。トータルで考えれば、廊下の欲求がおさまります。

 

コストが抑えられるのはメリットです。どうにかしてコストを抑えたいと考えている人は、営業マンに廊下ゼロの相談をしてみてください。

 

風が抜けやすくなる

 

廊下をなしにすると、壁やドアがなくなる分、風が抜けやすくなります。風が抜ける住まいには、多くのメリットがあるのです。

 

ココがおすすめ

  • 室内のこもった空気をすぐ逃してくれる
  • 臭いを逃がしてくれる
  • 天然の風は、機械で作られた風よりも心地よい
  • シックスハウス症候群の抑止につながる
  • 開放感が増す
  • ウイルスを家の中から追い出してくれる
  • エアコンの負担を減らせる
  • カビの発生を抑える

 

風が抜ける家は心地よいです。庭に緑があれば、家の中に居るのに森にいるような気にさせてくれます。エアコンの風が直接あたることで不快な思いをしたことはありませんか。自然の風ならばそのようなことはありません。少しの間窓を開けるだけで、心地よさが持続します。

 

自然の風は無料です。余計な壁をなくすことで風が抜けやすくなり、多くのメリットが発生します。風が抜けやすくなるのはメリットです。

 

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廊下0(ゼロ)のデメリット

 

廊下0(ゼロ)のデメリット

 

次に廊下ゼロのデメリットを紹介します。先ほど紹介したメリットの優先順位よりも、デメリットが優れば廊下ゼロは見送るべきかもしれません。住み始めてからのことを想像しながら見極めることをおすすめします。

 

生活音や臭いが広がりやすい

 

廊下をなしにすると、生活音や臭いが広がりやすいです。壁やドアなど、遮るものがなくなります。壁やドアは、クッションの役割を果たしているのです。

 

すみ君
いろいろな生活音や臭いが、ダイレクトにいきわたります。

 

ココに注意

  • キッチンで調理している臭い
  • リビングで遊ぶ子どもの声
  • テレビの音

 

臭いに関しては、24時間換気があるので数秒で気にならなくなります。ただカレーなど、臭いが継続する料理だと換気をしていても臭うかもしれません。構造上の問題も関係してくるので一概には言えませんが、臭いの逃げ道を考えておくことも大切です。

 

生活音の問題もよくあげられます。リモートワークを推奨する会社が増えてきました。家で仕事をするとき、家族の声が気になります。仕事をする場所は防音効果を高めるなどの工夫も必要です。

 

廊下の空間が、臭いや音を緩和する役割を担っています。壁やドアがなくなることでダイレクトに伝わってくるのはデメリットです。ただ間取りを工夫すれば避けられるデメリットなので、ライフスタイルにあう対策を講じた間取りを提案してもらいましょう

 

隣の部屋の明かりが気になる

 

廊下のある家は、廊下をとおることで部屋にたどり着きます。廊下がないと、隣の部屋の明かりの影響を受けるかもしれません。リビングの光が気になって、子どもがなかなか寝られないといった口コミもありました。

 

デメリットを避けるためにも、子ども部屋をリビングから離しましょう。夜遅くまでリビングを利用するのは主に大人です。小さい子どもにとって睡眠を妨げる間取りはおすすめできません。廊下を通らず子ども部屋にいける間取りならば、遅くまで照明を利用する部屋から離すべきです。

 

また失敗談の中には、子ども部屋に「のれん」を付けたなどの声もありました。漏れる明かりを抑える工夫です。それでも、話声やテレビの音の対策にはなりません。あらかじめ離しておくのがおすすめです。

 

存在が感じられるのはメリットですが、睡眠を邪魔するデメリットも生じます。漏れる明かりに困っている人もいる事実を知っておきましょう。

 

トイレの位置に気遣いが必要

 

トイレの位置に悩むのもデメリットです。廊下があれば、リビングから離れた場所にトイレを設置できます。トイレは超プライベート空間です。できるだけリビングから離すことで、落ち着いて用が足せます。

 

ただ、廊下をなしにするとリビングとの間がなくなるので、トイレの場所に困るのです。リビングに隣接していると次のような問題が生じます。

 

ココに注意

  • 来客中はトレイが使いづらい
  • 家族の食事中に利用するのは気が引ける
  • リビングに人がいると使いづらい

 

我が家は玄関にエントランスを設置しています。トイレの位置はエントランスに続いているので、さほど気になりません。ただ、玄関からリビングをつなぐのに何も間を挟まない間取りもあります。その場合は、洗面所を間に挟むなどの工夫が必要です。

 

LDKが広くなるので性能の良い冷暖房設備が必要

 

リビングが広くなる分、性能の良いエアコンが必要になります。エアコンの対応畳数別の一般的な相場は次のとおりです。

 

参考

  • 8帖:5万円~7万円
  • 10帖:6万円~10万円
  • 16帖:9万円~16万円
  • 20帖:17万円~23万円
  • 23帖:18万円~26万円

 

対応畳数が広くなればなるほど価格は上がります。安い製品もありますが、あまりおすすめできません。低価格を選べば電気料金が上がります。長く利用すると考えれば、高額なエアコンを購入した方が安くつくかもしれません

 

注文住宅で家を建てるのならば、エアコンではなく他の方法も選択できます。

 

  • 全館床暖房
  • 全館空調システム

 

ハウスメーカーごとに、おすすめしている冷暖房設備は異なります。リビングが広い場合は、エアコンではなくハウスメーカーのおすすめを参考にすると良いかもしれません。広々としたリビング全体の冷暖房を考えると、エアコンに大きな負担がかかります。冷暖房設備をどうすべきか考えておくのも大切です。

 

まとめ

 

「廊下なしにした結果は?廊下0(ゼロ)のメリット&デメリット」を解説しました。我が家もお金があれば、廊下をゼロにせず、組み込みたかったのが本音です。ただ廊下をゼロにして浮いたお金で、別の場所を充実させました。その方が満足できると思ったからです。

 

例えば「LDKの広さ」と「廊下のある間取り」どちらを希望しますか。もちろん、両方かなうならば悩む必要はありません。ただ土地とお金には限界があります。我が家は悩んだ結果、LDKや別の場所の充実を選んだのです。十分に悩んで優先順位を付けた結果、大満足で暮らしています。

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