住友林業の坪単価は高いです。しかし、金額に見合った注文住宅を建ててくれるので、多くの人が満足します。ただ高いだけのハウスメーカーだとしたら、何十年も運営を続けられません。多くの人が満足する家を建てる実績があるからこそ、続けられます。
高いけど、支払ったお金以上の住まいに大満足をしています。「住友林業は高いからやめておこう」と思われている人はいませんか。やめる前に「高いけど満足する理由」を知ってほしいです!今回は、実際に住友林業で建てた経験から、住友林業は高いけど満足できる理由を紹介します。
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住友林業の坪単価
住友林業の坪単価の相場は60万〜100万円程度です。一般的な注文住宅の床面積の平均は約38坪なので、坪単価100万円としたら3,800万円が必要になります。金額を見ると高いです。ハウスメーカーの価格は一般的に次の価格で分類できます。
ハウスメーカーの価格目安
- ローコスト住宅:30万円~50万円程度
- ミドルコスト住宅:50万円~70万円程度
- ハイコスト住宅:70万円以上
ローコスト住宅のハウスメーカーだと、住友林業の半額以下で建てられます。そう考えると住友林業はやはり高いです。木造で注文住宅を建てるハイコストハウスメーカーの価格と比較をしてみましょう。
ハイコストハウスメーカーの価格と比較
- 住友不動産の坪単価:50万〜90万円
- 三菱地所ホームの坪単価:60万〜120万円
- 三井ホームの坪単価:70万〜130万円
- スウェーデンハウスの坪単価:65万〜183万円
どれも知名度の高いハウスメーカーばかりです。ハイコスト住宅を手掛けるハウスメーカーと比較すると、住友林業の価格は一般的だと思えませんか。視点を変えると高いと感じていた住友林業の価格も、平均的だということがわかります。
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住友林業は何で高いの?
何で住友林業はローコスト住宅よりも高いのでしょうか。高くなる理由について紹介をします。
木材が高い
住友林業が建てる家といえば、真っ先に思い浮かぶのが「木」です。住友林業は高品質の木材を採用することで、木が持つ魅力を最大限に生かします。住友林業のPRIME WOODの品質の高さは一級品です。
PRIME WOODは、高品質な木を生かしたオリジナル部材の総称で、年月が経つごとに味わい深くなります。また住友林業の木材といえばビッグフレーム構法に採用される「ビッグコラム」です。住友林業の住まいが魅力的なのは、ビッグコラムのおかげといっても過言ではありません。間取りの自由度と性能を高めてくれます。
ココがポイント
- 一般的な柱の5本分以上の太さ
- 560mm幅の大断面集成柱
- 十分に乾燥させたラミナを何層にも重ねた部材
ビッグコラムは普通の木材とは違い、特別な方法で作成されています。特別に作成されるビッグコラムは、価格が他のハウスメーカーよりも高額になる理由のひとつです。
標準仕様のグレードが高い
住友林業は、標準仕様でハイグレードの住まいが建てられるハウスメーカーです。設備のグレードが高いことから、おのずと価格が高額になります。
ココがポイント
- 床材:「無垢材」か「挽板+床暖房」
- ドア:ハイウォール建具(天井の高さまであるドア)
- キッチン:「LIXIL」「トクラス」「クリナップ」から選べる高性能キッチン
- 窓ガラス:中空層にアルゴンガスが入ったLow-E複層ガラス
住友林業のグレードの高さを上げたらキリがありませんので、気になった上記だけを紹介しました。床材で無垢材を標準仕様にしているハウスメーカーは少ないです。住友林業は標準仕様で邸宅が建てられる商品を用意しています。グレードの高さが価格に反映されているのです。
技術開発費用が高い
住友林業は、より良い注文住宅を建てるために技術開発を推進しています。先ほどのビッグフレーム構法も、住友林業のオリジナルです。住む人の理想をかなえるため、技術開発を行っています。住友林業の技術開発は性能や構法だけではありません。木の持つ不思議な力を最大限に生かすための研究もしています。
自然素材である木材の魅力を、最大限に引き出すための研究も進めているのです。
ココがおすすめ
- 心と体に良い影響
- リラックス効果
- 健康的な暮らしを支える
木で作られた空間は鉄骨よりもインフルエンザにかかりにくく、集中力がアップするというデータがあります。快適な睡眠やイライラを抑えるなど、不思議な力が木造の魅力です。多くの魅力を引き出すための研究を住友林業は続けています。研究に関わる費用が、販売価格にコストとして乗るのは仕方ありません。
住友林業は高いけど満足する理由
住友林業が高いのには理由があります。しかしただ高いだけではありません。高いことを「仕方がない」と思えるぐらいの理由があります。
広々とした空間と自由度の高い間取り
住友林業のビッグフレーム構法は、広々とした空間による自由度の高い間取りがかなう優れた技術です。堂々とそびえ立つビッグコラムが、性能を維持したまま広い空間の間取りを実現してくれます。
ココがポイント
- 天井高は標準仕様で2.4m
- 天井高はオプション仕様により最大3.52mも可能
- 最大7.1mの大開口
- 余計な柱や壁を減らすことで大空間を実現
他社と完成した間取りを比較しましたが、一番広々としたリビングを提案してくれたのは住友林業でした。住宅展示場で事前に見学をしていたので、完成した間取り図面をみるだけで広いことが伝わってきます。余計な柱や壁がありません。間取りを見た時一番ワクワクできたのが住友林業の提案でした。価格は高いですが、広々とした空間と自由度の高い間取りは大手ハウスメーカーの中でもトップクラスです。完成した間取りに大満足をしました。
木質感が最高
他社のハウスメーカーと木質感を比較しましたが、住友林業が一番納得できました。住宅展示場の住まいに入ったとたんフワッと木の香りがします。何とも言えない心地よさが「この家に住みたい!」という気持ちにさせられました。
住友林業で家を建てた人にアンケートをした結果、「住友林業に決めたポイント」では「木の質感」が第1位です。多くの人が住友林業の木質感を認めています。もちろん香りだけではありません。住まいは高級感であふれています。住宅展示場のリビングを見学したとき、ある程度の価格を覚悟しました。他社よりもあたまひとつ抜き出た住まいです。住友林業が建てる注文住宅の質感を体験したら、ある程度の価格は納得できます。
耐震性の高さによる安心感
住友林業の住まいは耐震性に優れています。複数のハウスメーカーから、それぞれの耐震性についていろいろと伺いました。一番営業マンの説明に納得できたのが住友林業です。耐震性の高さに満足をしました。
ビッグフレーム構法のすごさはビッグコラムだけではありません。接合部の強さも重要です。住友林業では構造体をより強固にするため、高層ビルと同じ剛接合を採用しています。太い柱を強固につなぎ一体化することで、大きな地震にも負けません。耐震実験の映像も確認しました。負荷の大きい3階建ての建物でも構造躯体は維持されています。私が求めていたのは平屋なので、3階建てで問題なければ安心です。広々としたリビングにもかかわらず優れた耐震性が維持されていることに満足しました。
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高気密高断熱だから快適な生活が手に入る
木造は、もともと大きな断熱性を有しています。他の資材と比較をしても、その差は歴然です。もともと優れた断熱性を持つ木造に、住友林業の工夫が加わります。担当者から説明を受けたとき、高気密高断熱の注文住宅に納得をしました。
住友林業の住まいは標準仕様で最高等級4を上回ります。断熱性が高い理由は次のとおりです。
ココがポイント
- 断熱材に高性能グラスウールを採用
- 壁、天井、床を隙間なく断熱
- 性能の高い窓を標準仕様
住友林業が採用する高性能グラスウールは、一般的なグラスウールよりも繊維が細かいです。微細で量が多いことから空気が動きにくく、熱を伝えにくくします。営業マンは「動かない空気層が高い断熱性能を発揮する」と、分かりやすく説明してくれました。
高性能グラスウールが住まいを魔法瓶のように包みます。窓には「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」を採用し、開口部の遮熱性も問題ありません。木が元から持つ断熱性に、住友林業の工夫がプラスされています。高くなるけど満足できる理由のひとつです。
メンテナンスコストが安い
住友林業の住まいは耐久性が高いです。安く建てた住まいは、メンテナンスコストが高くつきます。トータルコストで考えると、始めに良いものを購入するべきだと思いました。
住友林業の耐用年数は次のとおりです。
住友林業の耐用年数
- 30年以上:屋根材、屋根防水、バルコニー防水、外壁塗装
- 60年以上:外壁下地
- 75年以上:ベタ基礎、構造躯体
住友林業が採用している素材は質の高いものばかりです。紫外線や雨風など、外には素材を弱らせるものがたくさんあります。住友林業は金額が高いですが、30年から60年の耐久性を有する部材を採用しています。100円ショップは便利です。しかしほとんどのものは、すぐに壊れてしまいます。高額な商品と比較すると、使い勝手が悪いものが多いです。しかし「どうせ100円だから」と納得します。ただ「再び購入」「使い勝手の悪いもので時間がかかる」などの余計な手間がかかっていることに気づかなければいけません。安さで自分を納得させても、大切な時間を無駄にしています。
ローコスト住宅は素材が安いことから、メンテナンス回数や金額が高額になるのは当然です。何度も呼ぶなど、手間が余計にかかります。総合的に考えると、お得になるのは高いけどしっかりした住まいです。
5万円の支払いも納得できるサービス
住友林業以外のハウスメーカーが実施する敷地調査に納得できないといった声もよく聞きます。住友林業では敷地調査で5万円の支払いが必要です。敷地調査を実施した後で「やっぱり別で契約します」と言っても5万円は返ってきません。しかし実際に敷地調査の結果をみると、5万円の支払いにも満足ができます。
ココがポイント
- 本格的な敷地調査を実施してくれる
- プロの建築士が設計をしてくれる
住友林業の敷地調査は他社と情報量が違います。住友林業の結果を見ると、他社の敷地調査は「無料だからこれで精いっぱい」というのが伝わってきました。地盤調査もしてくれません。本格的な敷地調査を単独で依頼すると10万円が相場です。住友林業は相場の半額で引き受けてくれます。さらにプロの建築士が設計をしてくれました。他社は営業マンが作成したと思われる間取りです。
ここまでの違いを目の当たりにすると「無料の無駄」に気づかされます。5万円は安い金額ではありません。しかし他社と比較をすると、それ以上の価値ある情報が得られます。
住友林業は社員の対応が素晴らしい
住友林業の社員は、どの方も素晴らしい対応をしてくれました。他社はイラっとすることもありましたが、住友林業との話し合いでは感じません。担当者だけでなく、設計士や職人さんも好印象です。
ココがポイント
- 説明に納得ができる
- 模型や実演を交えながらの説明が好印象
- 悩んでいるときも待ってくれる
いろいろなハウスメーカーの営業マンと話しましたが、上手な説明で理解しやすかったのが住友林業です。模型や実演を交えながら説明をしてくれるので、スッと理解ができました。悩むこともありましたが、焦らせることもなく待ってくれます。
他社に焦らす営業マンがいたことも関係し、「住友林業の営業マンは素晴らしい」という思いが強くなりました。しかし、口コミを見ると営業マンの質については賛否両論です。相性もありますので注意をしましょう。ただ私は住友林業の対応に満足をしています。
大手ハウスメーカーで建てる安心感
住友林業に限ったことではありませんが、住友林業には大手ハウスメーカーの安心感があります。アフターサービスの充実も含め「大手ハウスメーカーならば安心」という思いが、高けど満足する理由のひとつです。
よほどのことが無い限り大手ハウスメーカーは倒産しません。充実した保証も、建てたハウスメーカーが倒産すれば意味がなくなります。耐久性が高い家です。少なくとも60年以上は存続するハウスメーカーで建てなければいけません。
将来を考えれば、高いけど安心を得られるのならば満足です。賃貸ならば、大手へのこだわりはありません。一生住み続けたい家だからこそ、住友林業を選びました。
住友林業の注文住宅は高いが満足できる理由がある
「住友林業はなぜ高い?高いけど満足する理由」を紹介しました。要点をまとめます。
ココがポイント
- 住友林業はハイコストハウスメーカー
- ハイコストハウスメーカーの中では平均的な金額
- 住友林業はハイグレードの素材や技術を提供しているから高い
- 金額は高いが性能やサービスを見ると満足できる
同じハイコストハウスメーカーで悩まれているのならば住友林業がおすすめです。契約前の5万円の請求に対し悪い口コミを見ることもありますが、実は損をしていません。逆に「必要な請求」とまで思えます。
住友林業は確かに高いです。しかしサービス内容で満足ができます。買い替えが難しいマイホームだからこそ、住友林業がおすすめです。