我が家は住友林業で平屋住宅を建てました。「延べ床面積が大きくなる2階建ての方がお得じゃない?」という声も聞こえてきそうですが、平屋住宅を選んだのには理由があります。平屋住宅が持つ魅力にひかれたのです。
注文住宅を検討されている人の中には、2階建てと平屋で悩まれる人も多くいると思います。実際に我が家は平屋に決定をしました。その理由を検討の参考になれば幸いです。そこで今回は「我が家が平屋住宅を選んだ理由」を解説します。
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我が家が平屋住宅を選んだ理由
我が家が平屋住宅を選んだ理由は大きく分けて3つあります。
- 老後のこと
- 広い空間の家への憧れ
- 耐震性
上記3つは2階建て住宅よりも平屋住宅の方がかないます。2階建て住宅の大きなメリットは、狭小地でも延べ床面積が増すことです。そのメリット以上の魅力を平屋住宅から感じたので我が家は平屋住宅を選びました。詳しく解説をします。
老後のこと
住友林業が建てる平屋住宅の構造躯体とベタ基礎の耐用年数は75年以上と言われています。0歳でも75歳になる年数です。30代で家を建てると考えられないかもしれませんが、確実に建てた家で老後を迎えます。老後のことを考えると平屋住宅が良いと考えました。
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階段の上り下りがないバリアフリーの住まい
平屋は2階への階段がありません。上り下りのない住まいは最強のバリアフリー住宅です。年を取ると住まいの階段の上り下りでさえ苦になります。上り下りが面倒になり2階へ行かなくなるとどうなるでしょうか。
- 子どもが独立したあとの2階が物置になる
- 2階に行かないことで汚れがひどい
- 虫が発生する可能性が高い
利用しなくなった2階を放置し続けると、どんどんひどい状況になります。「今更いいや」と思う可能性が高いです。放置し続けることで住まいの点検がおろそかになり、雨漏りなど致命的な損傷に気が付かないかもしれません。2階からの雨漏りが1階まで浸透するには時間がかかります。初期段階で発見できないと、修繕費が高額になる可能性が高いです。
また、高齢者の事故の多くは住宅内で発生していることをご存じですか。住宅内の事故の中で最も多いのが転落・転倒事故、階段を踏み外す高齢者が多くいます。
若いうちは「気を付けていればおきない」と思われるでしょうが、全国では実際に1日5件程度の転倒事故が発生しているのです。病院や救急車を利用しない事故を含めたら、倍以上の件数になることでしょう。
お正月にお餅をのどに詰まらせるのと同じこと、「気をつけて」と呼び掛けているにも関わらず残念な事故が毎年数件発生します。
年を重ねると、自由の範囲が狭くなるのは当然です。利用をしなくなる2階を作らないと決めたのは住宅内の事故で周囲に迷惑をかけたくないという思いがあります。
家事動線と生活動線が効率的
平屋住宅は、家事動線と生活動線が効率的な間取りにしやすいです。老後のことを考えると、効率的な動線は外せません。
一般的な2階建て住宅は1階で洗濯機を使い、2階のベランダで干します。洗濯物の量が多くなれば数回にわたり行き来をしなければいけません。老後のことを考えると苦痛です。また、急な雨に焦ります。焦って階段を駆け上がることで転倒事故が発生するのです。焦りが事故につながります。
掃除も同様です。最近は軽い掃除機が増えましたが、それでも危険が伴います。掃除機を持ちながら階段を上り下りするのです。2階の掃除が終わったあとは、掃除機を持ちながら階段を下ります。下が見えづらく踏み外すかもしれません。平屋住宅ならばワンフロアで掃除が終了します。さらに言えば、階段の水拭きも必要ありません。年老いたときの階段掃除は苦痛です。
朝起きてからの一連の動きもスムーズです。朝起きたあと、顔を洗い服に着替え朝食をとります。トイレに行きお風呂に入るなど、すべてワンフロアで行えるのです。リビングを中心にすることで、どの部屋にも行きやすくなります。2階建て住宅で効率的な生活動線を考える場合は複雑です。上り下りの回数を減らす工夫がプラスされます。平屋住宅ならば考えなくて済むのです。生活動線が良いと万が一の火災でも逃げやすい特徴があります。老後に備えるため、家事動線と生活動線の効率を考え我が家は平屋住宅を選びました。
自然が身近になる
平屋住宅の魅力と言えば「周囲の自然との共存」です。老後は家にいる機会が増えます。日本に住む人として四季が感じられない生活ほど悲しいものはありません。平屋住宅は自然に囲まれた住まいです。老後の楽しみがあります。
- 平屋住宅は庭と一体化できる
- 四季折々の自然が家の中から楽しめる
- すぐに外へ出られる
住友林業が素晴らしい木の素材で家を建ててくれます。そして庭にも自然が豊富です。平屋住宅は、2階建て住宅よりも自然を感じられます。思い立ったらすぐに外へ出られるのです。家の中にある大きなリビングのほかに、「ウッドデッキ」や「テラス」などでアウトドアリビングが設置できます。室内と外の自然を緩やかにつなげる工夫です。
老後は外出が億劫になるかもしれません。また将来、別のウイルスが発生する可能性もあります。自然とつながりやすい平屋住宅にしておくことで、自然が身近になるのです。
メンテナンス費用が抑えられる
平屋住宅は2階建て住宅よりもメンテナンス費用が抑えられます。老後は収入が減ることから、修繕費用を捻出するのも一苦労です。できるだけメンテナンス費用を抑えたいと思い我が家は平屋住宅を選びました。平屋住宅が2階建て住宅よりもメンテナンス費用が抑えられる理由は次のとおりです。
- 足場を組む作業が不要
- 外壁面積が小さい
- 作業日数が短くなるので人件費が抑えられる
足場代で大きな差が生まれます。平屋住宅ならば、屋根や外壁の修繕で日数が大幅にカットできるのです。日数が減れば人件費も減ります。足場が少ないので作業人数も少なくて済むのです。費用はだいぶ圧縮されます。
老後で収入が減り貯金がどんどん消える中、家のメンテナンスに対応ができるでしょうか。見積もりで高額な費用が提示されれば、放置することを選択するかもしれません。老後でも適切なメンテナンスを受けやすくするためにも、我が家は平屋住宅を選びました。
広い空間の家への憧れ
平屋住宅は2階建て住宅よりも制約が少ないです。2階の重みがなく1階にかかる負担が軽減されるので、柱が少なくても問題がない住まいを実現します。制約が少なくなる構造に住友林業のテクノロジーが追加されることで、さらなる広さが得られるのです。広い空間がある家に憧れのある私にとっては、平屋住宅しか目に入りませんでした。
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間取りの自由度が高い
住友林業の間取りに関する自由度の高さは業界でもトップクラスです。制約の少ない平屋住宅で建てれば大空間の住まいが実現します。大空間に必要なテクノロジーが、住友林業が誇るビッグフレーム構法にはあるのです。
- 主要構造材に、一般的に採用される柱(105mm角)の約5倍もあるビッグコラム(560mm幅の大断面集成柱)を採用
- メタルタッチ接合で構造材を強固に一体化
- 壁倍率22.4相当の許容水平耐力を確認(建築基準法の最高壁倍率は5.0)
ビッグフレーム構法は、高い耐震性を確保したまま、大開口や大空間を実現する構法です。「平屋住宅」プラス「ビッグフレーム構法」だからこそ「最大7.1mの大開口」が採用できます。天井高は床を下げることで「最大約3.52m」です。下げたくない場合は約3.1mの天井高が得られます。何もなければリビングでドッチボールができるぐらいの広さです。
高さと幅のある窓から見える景色は最高、毎朝が楽しくなります。背伸びをしても天井に届く気がしません。住友林業の平屋住宅は開放感が抜群です。
柱が少ないからこそ、広い空間が実現します。間取りの自由度も高くなるのです。「リビングにいながら外にいるような気分があじわえる」ことが、住友林業のモデルハウスからわかりました。
家族のコミュニケーション
広い空間の家への憧れは、家族とのコミュニケーションも関係しています。広い空間だからこそ、おのずとリビングに集まりたくなるのです。自分の各部屋からは得られない広さが、リビングにはあります。一度広いリビングを味わうと、ずっとその場に居たくなると聞きました。おのずと家族とのコミュニケーションが生まれます。集まりたくなる理由のひとつが大開口の窓です。大開口の窓には次のメリットがあります。
ココがおすすめ
- 外の明るさを大きな窓から取れ入れるのでリビングが明るくなり開放感が得られる
- 庭との一体感が生まれることでさらなる大空間が実現
- 高級感が増す
外の明るさを取り入れることで、太陽光を浴びることができます。丈夫な骨や歯を作るのにビタミンDは欠かせません。ビタミンDは日光により活性化されます。必要な栄養素がリビングにいるだけで得られるのです。体内時計も整えられるので健康になれます。
また、広い空間のリビングにいることでストレスの解消にもなるのです。圧迫感のないリビングは心を豊かにします。高級感が得られる広々とした空間が家族のきずなをより強くするのです。
住友林業が手掛ける平屋住宅のリビングは広い大空間が実現します。自然とみんなが集まるリビングです。
インテリアを楽しめる
広い空間の家は、いろいろなインテリアが楽しめます。インテリアが楽しめるのも平屋住宅を選んだ理由のひとつです。
平屋住宅を選んだ理由
- ハイサイドライト(壁面の高い位置に取り付けた窓)
- 大きな照明が設置可能
- 大きなファンが設置可能
ハイサイドライトを設置することで、空間デザインのポイントになります。大開口な窓とは別の開放感が得られ、リビングを明るく広くしてくれるのです。開閉式で設置すれば、風通しが良くなり、室内の空気環境も良くなります。
また、天井が高くなることで大きな照明が設置可能です。低い天井に大きな照明を設置すると圧迫感が生じます。「落ちてきそう」という錯覚を抱くかもしれません。高い天井だからこそ大きな照明が設置できます。また、冷暖房を部屋全体に届きやすくするファンの設置が可能です。広い空間の高い天井ならば大きなファンも気になりません。大きなファンは高級感が得られるデザインのひとつと言えます。
我が家は平屋住宅を選んだ理由は、いろいろなインテリアが楽しめるからです。広い空間だからこそ実現できるインテリアがあります。
耐震性
平屋住宅は2階建てよりも耐震性が向上します。高さがないので、構造的に丈夫に建つのです。建物は高くなればなるほど地震の揺れや強風のダメージを受けやすくなります。2階建てよりも低く、住まいの床がすべて地面に接している安心感は平屋住宅からしか得られません。
丈夫な構造の平屋住宅に住友林業のテクノロジーがプラスされることで、さらに耐震性は高まります。
住友林業は、次の耐震実験を2階建てでクリアしました。
ココがポイント
- 東日本大震災を上回る阪神・淡路大震災の約4倍の揺れで実験
- 震度7クラスの揺れを22回
- 震度6弱~4の揺れを224回
合計246回の振動実験を住友林業は実施しました。巨大地震後に起きる余震も想定した振動実験です。200回を超える振動に対し、構造躯体の耐震性は失われないことが確認されました。2階建てでこの強度なのですから、丈夫な平屋住宅ならば不安はありません。
地震の回数は確実に増えています。いずれ大きな地震が発生するのは明らかです。より安全な住まいにするため、我が家は平屋住宅を選びました。
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まとめ
「我が家が平屋住宅を選んだ理由」を紹介しました。要点をまとめます。
ココがポイント
- 階段がないフラットな住まいなので老後も安心
- 平屋住宅は構造上2階建て住宅よりも広い開放感が得られる
- 床がすべて地面に接しているので耐震性が高い
平屋住宅は長年にわたり住める家だからこそ選びました。住友林業の家は60年以上住み続けられます。60年の間に何度のライフスタイル変更が強いられるでしょうか。そのたびにリフォームをしていたらキリがありません。将来の自分を見据えた家が最高の住まいです。
何十年も住み続けられる家を求め住友林業の平屋住宅を選びました。広い空間でストレスがなく暮らせる住まいです。