住友林業の建売は値引き可能？注文住宅との違いも解説

住友林業は建売の販売も手掛けているハウスメーカーです。

上記のような悩みを抱えている人はいませんか？価格で悩まれている人には住友林業の建売分譲住宅がおすすめです。

すみ君

注文住宅よりも費用を抑えたマイホームが手に入ります。

ただ、さらに安く購入したい人は「住友林業は建売でも値引きが可能なのかな？」といった値引きに関する情報が気になるところです。注文住宅の値引きに対し住友林業は、前向きな姿勢で対応をしてくれます。建売でも同じ姿勢なのでしょうか？

そこで今回は「住友林業の建売は値引き可能？」について解説します。注文住宅との違いも紹介するので参考にしてください。

住友林業の紹介制度

住友林業の建売とは？

参照元：住友林業公式

建売とは、完成未完成を問わず不動産会社が土地と建物をセットで販売することを指します。住友林業が主に手掛けているのが建売分譲住宅です。広い土地を購入し、敷地内に住友林業の家を建て並べ販売をします。一軒だけで販売するのではなく、まとめて販売をする方法です。

住友林業は建売分譲住宅の他に、建築条件付宅地の宅地販売を行っています。分譲地の土地を購入後、3カ月以内に住友林業と建物請負契約の締結を条件とした販売方法です。条件が満たされなければ、土地売買契約は白紙となります。
住友林業の建売分譲住宅は、分譲ごとにコンセプトを持たせているのが特徴です。分譲地のエリアに合ったコンセプトを掲げ、その地にふさわしい外観デザインや住空間の住まいを建てています。

注文住宅を探している人の中には建売と聞くと「ちょっとなぁ」と思う人がいることでしょう。しかし住友林業の建売分譲住宅は、こだわりを持って建てられています。住友林業のネームバリューは建売でも健在です。

住友林業の紹介制度

住友林業の建売は値引き可能？

結論から説明すると、住友林業の建売は値引きを一切しておりません。住友林業の注文住宅では、主に次のような値引きが用意されています。

紹介割は、住友林業で建てた施主から紹介を受けて建てる値引き制度です。値引き交渉が苦手な人でも、紹介割を利用して注文住宅を購入すれば、確実に値引きが受けられます。しかし建売には適用されません。住友林業と提携している会社に勤めている人にはグループ提携値引きがありますが、適用不可です。

長期間売れないことで、自ら値下げを行うことはあります。建築から1年経過すると新築を語れません。税金などの維持費もかかります。価値や費用の点から値下げをすることはあっても、交渉による値引きはないようです。

住友林業における建売と注文住宅の違い

値引きができないのも住友林業における建売と注文住宅の違いです。ただし違いは他にもあります。住友林業の建売と注文住宅で悩まれている人は違いを知っておきましょう。

注文住宅よりも総額が安くなる

建売は値引きができませんが、なくとも総額は安くなるマイホームの建て方です。口コミを総合すると、注文住宅で建てるよりも2割程度安く建てられます。費用が気になっている人には魅力です。

ゼロからマイホームを建てる人は、土地を手に入れなければいけません。一般的な売買でも、セット販売の方が当然安くなります。建売も同様です。土地と建物がセットになることで、トータルが安くなります。土地の仲介手数料が不要になるのも魅力です。
すでに建っているのですから長時間にわたる打ち合わせも行われません。計画的に建てられる状況と合わせて人件費が抑えられます。注文住宅で建てるよりも費用が抑えられるのは当然です。

注文住宅で建てると予算オーバーを起こす人も多くいます。しかし総額が出ている建売の場合、予算オーバーが起きる可能性は極めて低いです。後から慌てる状況になりません。総額が安く、計画性を立てやすいのが建売分譲地住宅の魅力です。

建売はすでに完成している

建売と注文住宅の最大の違いは、すでに建物が建っている点です。注文住宅は、これから相談をして家を建てていきます。建売分譲住宅はすでに建っている状況なのが最も大きな違いです。未完成の状況で販売をする建売もありますが、宅地販売でない限りすでに間取りは決まっています。すでに完成していることで発生する違いを確認しておきましょう。

実際に住む家を見学できる

建売のメリットとしてよく言われるのが、実際に住む家を見られる利点です。注文住宅の場合は、自分で間取りを決めます。最近は3D間取りなど、いろいろな方法でイメージをわきやすくしていますが購入側は素人です。注文住宅の後悔で「ぜんぜんイメージと違った」といった口コミをよくみかけます。

間取り図面で想像する注文住宅と、実際に住む家を見学できる建売、間取りへの後悔を防げるのは実際に見学できる建売です。見学をしながら家具をイメージして、生活を想像してみましょう。紙で見る間取りよりも想像ができます。

注文住宅で実際に建った家を見たあと「イメージと違うからやめた」といった行動はできません。建売の場合は、イメージがわかなければ諦めればいいだけです。良いイメージがわくまで他の間取りや外観の建売分譲住宅を見学します。

すでに完成している建売分譲住宅ならば、注文住宅の口コミでよく見かける後悔がおきません。建売分譲住宅と注文住宅の違いです。

入居までが早い

建売分譲住宅は入居までの期間が早いです。契約を締結させ支払いを済ませればすぐにでも入居ができます。すでに建っている建売だからこそできる芸当です。注文住宅は話し合いを重ねてから建て始めます。「ハウスメーカーは住友林業で決めた！」となっても、入居できるのは数カ月後です。

転居を急ぐ理由はいろいろとあります。「次の転居は賃貸ではなくマイホームにしたかった」と思う人もいることでしょう。

すみ君

急いでいる人には住友林業の建売分譲住宅がおすすめです。

建売は住宅ローンが組みやすい

建売は注文住宅よりも住宅ローンが組みやすいです。住宅ローンは、建物が完成してから組まれます。しかし、これから建てる注文住宅は完成していません。土地代や手付金などが手持ちで払えれば組みやすくなりますが、ほとんどの人がつなぎ融資を検討します。

建売分譲住宅の場合は、すでに販売価格が決まっているのが特徴です。金融機関から決まっている販売価格の融資を依頼します。つなぎ融資を考える必要はありません。住宅ローンが面倒なく組めます。注文住宅で建てる場合は、途中で支払いが必要です。

手持ちがない、あるけど支払いをすると厳しいといった場合は、つなぎ融資で一時的に別のローンを組みます。土地を購入する場合は、土地先行融資で資金を調達しなければいけません。建売には上記のような手間は不要です。スムーズに住宅ローンが組めるといった違いがあります。

建売は自由度が低い

建売分譲住宅のよい点ばかりを説明してきましたが、注文住宅よりも残念な面があります。最大の弱点は自由度の低さです。自由度は圧倒的に注文住宅の方が高いです。

住友林業の建売分譲住宅が販売されていないエリアでは購入ができません。住友林業の建売だけで探そうとすると、場所を選ぶ自由度がかなり下がります。不動産会社で土地だけを購入するときの自由度とは、雲泥の差です。外観や間取りもすでに決まっています。色や設備も同様です。

住友林業では、マイホームを手に入れる方法として次の3つが用意されています。

フルオーダーには劣りますが、セミオーダーでもある程度の自由があります。住友林業のセミオーダーと言えば「Forest Selection BF」です。1,000を超える間取りから自由に選べます。設備や色もある程度自由です。建売分譲住宅はすでに建っています。選択肢はありません。

工法も同様です。住友林業には「ビッグフレーム構法」と「マルチバランス構法」が用意されています。フルオーダーならば予算が許す限りどちらも選択可能です。しかし建売分譲住宅の多くはマルチバランス構法で建てられています。工法にこだわりを持つと、なかなか決まりません。
建売と注文住宅では、自由度の高さが圧倒的に違います。だからこそ安いとも言えますが、大きな違いです。

住まいや設備の性能が若干おとる

建売は、住まいの設備や性能が注文住宅よりも若干劣ります。先ほど住友林業の建売分譲住宅は、マルチバランス構法が多いと解説しました。費用面ではビッグフレーム構法よりもマルチバランス構法の方が抑えられます。建売の価格は、工法でも抑えられているのです。
多くの人が持つ建売のイメージは「安い」ではないでしょうか。住友林業が設備や性能にこだわっても、それは住友林業のこだわりです。価格をこだわっている人には届きません。つまり建売を完売するには価格を抑えることが重要です。

住友林業が実現できる最高級よりも若干性能を落とした設備を採用します。お手頃な価格にするためです。性能も同様に、現在住友林業ができる最高級を目指しません。木のぬくもりが感じられる、住み心地のちょうど良い性能を目指します。
性能や設備を上げれば、価格を上げなければいけません。若干劣ると言っても、住友林業が建てる建売です。他のハウスメーカーには負けません。その証拠に住友林業では、建売にも30年初期保証を付けています。注文住宅と同じ扱いです。

地域の風景と調和しやすい

建売分譲住宅は、エリアの建物を住友林業が一括して建てています。住友林業は、地域の景観を大切にするハウスメーカーです。歴史を考慮し、エリア一帯をデザインしながら全体との調和をはかります。
注文住宅は、土地を別に用意する建て方です。周囲にはいろいろな建物が立ち並んでいます。家を建てたあと、周囲から浮いている我が家に後悔をするかもしれません。建売分譲住宅にはない後悔です。

住友林業は、分譲地探しからこだわりを持っています。プロが厳しく判断し、地域と調和できると確信したエリアの土地です。地域の治安や交通アクセスにもこだわっています。住友林業が販売する建売分譲住宅は、商業施設や教育施設があるなど、暮らしが豊かになるエリアです。
住友林業の建売分譲住宅は、注文住宅よりも風景と調和しています。朝昼晩といろいろな角度から見学をしてみましょう。エリアの一体感が魅力です。

将来的なリフォーム対応力は注文住宅が有利

建売は、間取りがすでに完成しているので、リフォーム対応力が厳しいです。見落としやすい点ですが、注文住宅は将来を見据えた間取りを提案できます。将来設計は家族によってさまざまです。

注文住宅ならば、上記の思いを間取りに反映できます。将来同居する親の居場所を確保するため、1階に和室を設置するといった工夫です。子どもが小さいうちは遊び場や昼寝の場として活用します。

将来ホームエレベーターが欲しい場合は、設置場所を確保した間取りが必要です。設置場所を予定して間取りを提案すると、いざ設置するときの費用が抑えられます。注文住宅ならば在宅ワークを考え、防音効果の高い部屋を設置することも可能です。
注文住宅は自分たちの将来に合わせられます。しかし建売は間取りに将来を合わせるか、大がかりなリフォームが必要です。リフォーム対応力の違いが建売と注文住宅にはあります。

住友林業の建売は値引き可能まとめ

住友林業の建売に関する値引きや、注文住宅との違いについて解説をしました。最後にまとめます。

建売の大きなメリットは「安い」と「見学できる」です。ただしメリットをかなえるために、我慢する内容が増えます。しかし逆に言えば、希望に近い建売分譲住宅に出会ったらチャンスです。希望に沿ったマイホームが安い価格で手に入ります。

「住友林業は諦めようかな」と思っている人は、建売分譲住宅を検索してみましょう。希望に沿った建売が見つかるかもしれません。諦める前に相談してみることが大切です。